西村康稔経済産業相は18日、千歳市の工業団地「千歳美々ワールド」を訪れ、次世代半導体製造Rapidus(ラピダス、東京)の工場建設予定地を視察した。鈴木直道知事と横田隆一千歳市長は現地で「次世代半導体製造拠点のインフラ整備」を求める要望書を西村氏に手渡した。
経産省はこれまでに3300億円の支援を決めており、西村氏は「国内外の関連産業がラピダスに投資し、世界最先端の一大集積地になるようインフラを支援したい」と語った。ラピダスの小池淳義社長は2025年春に稼働するパイロットラインの概要を説明。「将来は拡張し、世界企業や欧米の大学の研究施設の集積も検討している」と話した。
鈴木知事は「前例のない壮大な国家プロジェクトにスピード感を持って対応したい」と述べ、「半導体製造は巨額の経費を要する用排水施設等のインフラ整備が不可欠」と支援制度の創設を求めた。横田市長は「パイロットライン建設に市道、従業員の住環境を整備し、ラピダスの円滑な操業の受け入れ環境を整えたい」と述べた。
西村氏は同日、さくらインターネット石狩データセンター(石狩市)、産業技術総合研究所北海道センター(札幌市)も視察し、道経済界の代表と懇談した。懇談後の会見で西村氏は「ラピダスは、日本の半導体が再び世界の中心的役割を果たし、日本の将来を担う象徴的プロジェクト」と指摘。「用排水のインフラ整備はラピダス、道、千歳市の計画を拝見し、国としてどうするかをしっかり検討したい」と追加支援を検討する考えを示した。
















