開院70周年を迎えた苫小牧市川沿町の羽澤鍼灸マッサージ治療院は、今年度から訪問施術を始めた。通院が困難な高齢者も自宅で診療が受けられるよう2代目代表の羽澤健二さん(58)の長男大樹さん(34)が訪問している。羽澤さんは「市内で訪問を行う治療院は少ない。初回は無料体験もできるので、関心のある人は問い合わせを」と呼び掛ける。
同治療院は1953年に栄町で開業後、旭町に移転。2017年に現在の川沿町に移った後も、地元の住民らに親しまれてきた。
訪問施術は、利用者の要望に加え、あんまマッサージ指圧師と鍼灸(はりきゅう)師の資格を持つ大樹さんが千歳市内の治療院で訪問診療を学んだ経験から実施を決めた。大樹さんは苫小牧市内の医療機関に8年間勤めた後、千歳市内の治療院に4年勤務。今年度から同治療院で働き始めた。
訪問範囲は同治療院から16キロ以内。75歳以上で歩行が困難な人や首、腰、足に痛みやしびれがある人、パーキンソン病などの難病を抱える人などが対象。自宅を訪問し、症状に合わせて触診、はり、きゅうの施術を行う。
診療は1回30分程度。75歳以上は健康保険の適用で施術料、往療料含めた合計金額が1回400~500円程度となっている。羽澤さんによると、現在80歳以上の5人ほどが利用しているといい、「話をよく聞いてくれてうれしい」と喜ぶ利用者も多いという。
訪問施術の営業時間は平日午前9時~午後6時。問い合わせは同治療院 電話0144(77)6090。
















