東胆振中学校体育大会第12回東胆振中学校バスケットボール競技大会は17日、苫小牧市総合体育館で男女の決勝が行われ、男女ともに啓北が優勝。男女の上位4チームが胆振大会(7月1、2両日、伊達市)の切符を手にした。
大会には、単独、合同の男子12チーム、女子14チームが出場、男女ともにトーナメント戦を展開した。
【男子】
▽決勝
啓 北56―53ウトナイ
▽3位決定戦
光 洋57―55和 光
▽準決勝
啓 北60―49和 光
ウトナイ67―41光 洋
【女子】
▽決勝
啓 北70―26ウトナイ
▽3位決定戦
明 野56―27和光・苫小牧東
▽準決勝
啓 北55―35明 野
ウトナイ42―36和光・苫小牧東
-男子・啓北、要所で決定力
後半、エンジンがかかった啓北がじりじりと得点を重ね、ウトナイとの接戦を制した。松永コーチは「主将の中村を中心にチーム一丸となって戦っていた」と選手らをたたえた。
第1クオーターはウトナイが主導権を握り11―19で劣勢。それでも「焦りはなかった」と中村主将(3年)が言うように、要所での決定力が光った啓北が逆転劇を見せた。中村は「普段から全員が一生懸命練習している。チームワークがいつも以上の力を発揮させてくれた」と胸を張った。
ゴール下ではセンターの岩崎(2年)がリバウンドを奪って得点を重ねた。体を張った粘り強いプレーを見せた岩崎は「シュートは少し外したことが多かったけど、よくリバウンドは取れた。胆振大会でも点を取ってチームを全道に導きたい」と意気込みを語った。
-女子・啓北 圧倒的強さで頂点へ
圧倒的な強さで頂点に駆け上がった啓北。奥村コーチは「走る、リバウンドを取る―など、試合前に話したことが早い時間帯でよくできたことでリズムをつくることができた」と話した。
白川主将(3年)は「最後まで集中力があって、胆振につながる試合内容だった」と納得の表情を浮かべた。攻守で強さが光る啓北は、3点シュートも各選手が果敢に狙い、ウトナイとの決勝でも何度も決まった。「点を取れる選手が多い。シュートを打つまでの過程でそれぞれが役割を果たしているからこそ、シュートをゆっくり冷静に狙うことができている」
得点を量産した市川真(3年)は「正確にゴールを狙って、胆振大会でもたくさん決めたい」と闘志を燃やしていた。




















