サイバー犯罪被害防止へカレンダーと動画制作 苫小牧署

サイバー犯罪被害防止へカレンダーと動画制作 苫小牧署
カレンダーを作った井下巡査長(右)と動画に出演する野上巡査部長

 増加するサイバー犯罪(ネット犯罪)の被害を防ごうと、苫小牧署警務課の井下麻美巡査長(30)と野上幸恵巡査部長(32)の女性署員2人が、犯行の手口や対策を伝える日めくりカレンダーと動画をそれぞれ制作した。

 苫小牧署管内でも先月、サイバー犯罪が2件発生。いずれも若い女性が被害者だった。

 一つは5月7日、スマートフォンのアプリで知り合った苫小牧市内の10代女性を5日間連れ回したとして、千葉市の無職男(28)を未成年者誘拐容疑で逮捕した。男はアプリのメッセージ機能を使って「何か悩み事あるの」「今度会えない」などと女性に投げ掛け、2カ月ほどやりとりした後、犯行に及んだという。

 もう一つは、市内の20代女性が5月17日から22日にかけて、副業あっせん会社を名乗る男から約140万円をだまし取られた。無料サイトで動画を視聴中、「収益30万円目指せます」と表示された広告画面をタップし、SNS(インターネット交流サイト)で連絡先を交換したことがきっかけだった。

 井下巡査長が製作した日めくりカレンダーは、日付の下半分にサイバー犯罪に関する手口や対策を明記。「ゼロクリック詐欺とは」「パソコンがウイルスに感染してしまったら」などをイラストも交え分かりやすく説明している。5月上旬から、同署の総合窓口前に掲示している。

 野上巡査部長は自ら動画に出演し、「テクニカルサポート詐欺」「チケット詐欺」などを解説。苫小牧ケーブルテレビの協力で撮影し、今月から同署入り口の大型ビジョンや同ケーブルテレビで放映している。

 野上巡査部長は「サイバー犯罪に関する相談は多く、人ごとと思わずに防止に役立ててほしい」と話す。同署の安田修生活安全課長(49)は「被害を防ぐには犯罪を知ることが重要」と指摘し、手口や対策を周知する一助にしたい考え。

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