路線バス運賃の値上げ検討 秋前にも 運行コスト増加で 道南バス

路線バス運賃の値上げ検討 秋前にも 運行コスト増加で 道南バス
運賃値上げの方針を説明した長谷川社長

 道南バス(本社・室蘭市)の長谷川義郎社長は27日、苫小牧市や室蘭市などで運行する路線バスの運賃を今年度内に値上げする方針を明らかにした。物価・エネルギー価格の高騰に伴う運行コストの増加が主な理由。値上げ額や実施時期については未定だが、長谷川社長は「早ければ秋前に行いたい」と説明した。

 北海道運輸局に申請中。値上げが実現すれば、苫小牧市内の路線バスとしては、2019年10月に消費税率の引き上げに伴い、270円以上の区間を一律10円アップして以来。

 同社の消費税増税など外的要因を除いた運賃改定は、20年4月に苫小牧―札幌線などの都市間高速バスを対象に実施したが、路線バスに限ると1996年以来27年ぶりとなる。

 同社によると、近年の物価・エネルギー価格の高騰により、運行コストは2022年度決算ベースで、新型コロナウイルス禍前と比べて、燃料費を中心に3億円近く上昇したという。

 長谷川社長はコロナ禍で打撃を受けた経営基盤を早期回復する必要性に触れ、「なるべく利用者にご迷惑をかけない範囲内で、(運賃改定を)実現しなければと思っている」と説明した。

 その上で「公共交通事業者の使命として地域住民の足を守るため、全社一丸でいろんな知恵を出し、まだ続く困難を乗り越えたい」と理解を求めた。

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