道南バス(長谷川義郎社長)は27日、2023年3月期(22年度)決算を発表した。売上高は前期比12・9%増の37億4740万円、純損益は1億8970万円の赤字となった。コロナ禍が落ち着き、下半期は乗り合いバス、貸し切りバス共に好調で増収となり、赤字幅も前期から1億1060万円圧縮したが、急激な物価高など取り巻く環境は厳しく、4期連続の赤字決算となった。
同日、室蘭市内で定時株主総会を開いた。運行経費など営業費用は2・9%増の40億2510万円、営業損益は2億7770万円の赤字(前期は5億9250万円の赤字)となった。
上期にコロナ感染の再拡大で乗り合いバス、貸し切りバス共に伸び悩んだが、下期は一転して利用が急増。特に洞爺湖や登別の観光地と結ぶ路線が好調で、貸し切りバスは新規の依頼も増え、対応が追い付かない状況が続いているという。
路線バスはコロナ前の7割程度まで回復。運転手不足対策や労働時間の見直しなどに向け、苫小牧市内の路線で来年のダイヤ改正を検討中で、同社は「集約や新設、増設も含めて、現状に見合ったダイヤづくりを進めたい」と説明した。
役員改選で取締役(任期2年)4人全員を再任し、長谷川社長の続投を決めた。木村徹也取締役が空席だった常務取締役に昇任し、住友亮介監査役は非常勤から常勤に改めるなど、役員体制の強化を図った。
















