片岡は最後に意地を見せた。最終18番で約1メートルを沈め、この日六つ目のバーディー。67をマークし、今季初のトップ10入りとなる2位で大会を終えた。地元北海道での優勝には届かず、「頑張ったけど、残念だった」と率直に振り返った。
首位と3打差で迎えた最終ラウンドは、10番までにボギーなしの5バーディー。堂々と優勝争いを演じたが、その後は伸ばせず、15番で痛恨のボギー。バーディーを奪った首位クルーガーとここで差が開いた。「ちょっと厳しいな、という感じになった。楽に勝たせてしまった」と悔やんだ。
江別市出身の25歳。応援に訪れた両親の前での2勝目こそ逃したが、収穫はあった。「自信を持って打てるショットが徐々に増えてきている。(最終日も)緊張した中で5アンダーの良いゴルフができた」と一息ついた。
7月下旬のメジャー大会、日本プロ選手権も北海道での開催。「次こそは優勝という気持ち。それまでちゃんと調整していきたい」と気合を入れ直した。

















