苫小牧アイヌ協会(作田悟会長)は2日、苫小牧市柏原の勇払川で丸木舟を使った川下りを行った。25年前から続く伝統行事。苫小牧市と平取町から参加した約50人のうち7人が丸木舟2そうに乗り込み、川を交通路として活用した先人の営みに触れた。
アイヌ民族が勇払川を重要な交通路として利用し、丸木舟で人や物を運んだ歴史に基づく取り組み。丸木舟はヤナギで作り上げ、大人が複数人乗っても耐えられる頑丈な構造となっている。
出発前に柏原の沼ノ端橋付近で安全祈願のカムイノミ(神々への祈り)を行い、救命胴衣に身を包んだ7人が丸木舟2そうに分乗。かいで水をかき、約3キロ先の勇払川と明野川の合流地点を目指した。
川下り終了後は、市生活館(矢代町)でイチャルパ(先祖供養)を実施。オハウやイナキビご飯などの伝統料理を味わいながら親睦を深めた。
作田会長は「先人の労苦をしのび、今の平和があることに感謝したい」と述べた。
















