地元企業が活動目標共有 グランドデザイン検討部会新設 CCUS推進協

地元企業が活動目標共有 グランドデザイン検討部会新設
CCUS推進協
部会新設などを承認した総会

 苫小牧CCUS・ゼロカーボン推進協議会(会長・岩倉博文市長)は3日、今年度総会を苫小牧市内のホテルで開き、ゼロカーボングランドデザイン検討部会を新設し、部会を従来の三つから四つに拡充することを決めた。新部会は地元企業を中心とした産学官の関係者で構成し、ゼロカーボン産業都市実現の旗振り役を担う。

 新設した部会は、地元企業が地域全体の取り組み方針や活動目標を、グランドデザインとして検討・共有し、脱炭素社会の実現を加速させる狙い。王子製紙、トヨタ自動車北海道、苫東など地元企業、化学工学会(本部東京)、市などで構成した。

 また、既存の再生可能エネルギー・水素・運輸・データーセンター専門部会は、次世代半導体製造を目指すラピダス(東京)の千歳市進出を受けて「半導体」分野を追加。残りのCCUS・カーボンリサイクル専門部会、民生部門ゼロカーボン専門部会は据え置いた。

 同協議会は二酸化炭素を回収、有効利用、貯留する技術「CCUS」などを通し、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)実現や経済活性化を官民挙げて目指している。総会は関係者約100人が参加し、岩倉市長は「一人一人が時代認識を共有し、オール苫小牧で取り組みを進めることが重要」と訴えた。

 引き続き、経済産業省資源エネルギー庁の佐伯徳彦企画官(CCUS政策担当)、苫小牧地域で出光興産(東京)、北海道電力(札幌)とCCUSの事業化を目指す石油資源開発(東京)の池野友徳常務執行役員が講演。池野氏は「必要な設備、技術的な検討を進めており、今年度中には取りまとめたい。是が非でも事業を成功させたい」と力を込めた。

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