苫小牧市の空手道場、優至会塚本道場(塚本鉄兵代表)の門下生が、このほど行われた第27回極カップ春の陣北海道空手道選手権大会兼世界全極真第11回全日本ジュニアチャンピオンシップ選抜大会(5月4日、千歳市)で躍動した。稽古の成果を発揮して多数が入賞し、9人が全日本大会(12月、愛知県)の切符を手にした。
14人のトーナメント戦で競った初級小学2年男子の部では有坂蒼佑(美園小)が優勝。「金メダルをもらえてうれしかった」と笑みをこぼした。初戦は、緊張から動きに硬さが見られたこともあり延長判定勝ち。緊張がほぐれた2回戦は本来の力を発揮して勝利し、迎えた3回戦では石原翔人との同門対決。得意の突きで攻めた有坂が延長判定で勝利した。さらに「ここまできたら優勝したい。負けたくないという気持ちが強くなった」と、それまでの勢いそのままに決勝を制した。
5歳から始めた空手。強くなりたい一心で必死に稽古に励んだという。今後は「上段蹴りを練習していろんな大会で優勝を目指したい」と意気込みを語った。
選抜小学3年女子の部に出場した長沢初季(沼ノ端小)は7人のトーナメント戦で準優勝し、初の全日本切符をつかんだ。「楽しんで戦うことができた。もっと強くなりたい」と喜びを口にした。
初戦は前蹴りの強い相手に得意の上段蹴りで対抗し延長判定勝ち。2回戦も持ち味を発揮して本戦で勝利を収めた。迎えた決勝は全国大会常連のトップ選手が相手。奮闘したものの惜しくも敗れた。「相手の手数が多かった。去年対戦した時は圧倒されたけれど、1年間で成長して差を縮められた」と手応えを口にした。全日本に向けて「下段蹴りが不得意なので練習したい。勝ちにいく組手で日本一を狙いたい」と闘志を燃やしていた。
入賞者は以下の通り。
▽初級小学2年男子 (1)有坂蒼佑(美園小)(3)石原(沼ノ端小)▽中級中学2、3年男子 (1)毛利琉月(青翔中2年)▽初級小学3年男子 (2)毛利玲(拓進小)▽選抜小学1年男子 (1)岡部蒼空(鵡川中央小)▽選抜小学2年女子 (2)斉藤(豊川小)▽選抜小学5年男子軽量級 (1)大場柊斗(明野小)(3)大和(拓勇小)▽選抜小学5年男子重量級 (2)岡部優(鵡川中央小)▽一般男子初級 (1)佐藤優一▽選抜小学3年女子 (2)長沢(沼ノ端小)▽選抜小学6年男子軽量級 (1)塚本大剛(拓進小)▽選抜小学6年男子重量級 (1)木山耀太(ウトナイ小)▽選抜高校男子重量級 (2)山本(厚真高)▽壮年男子 (2)佐々木▽選抜中学2、3年男子軽量級 (2)塚本悠(青翔中)

















