苫小牧市ファミサポ、子育て援助者確保へ養成講座

苫小牧市ファミサポ、子育て援助者確保へ養成講座

 子育ての援助を受けたい人と手助けしたい人が会員登録し、支え合う組織・苫小牧市ファミリーサポートセンター(ファミサポ)の2022年度の利用件数は、前年度比250件減の830件だった。5年連続の減少となったが、主な要因とみられる新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられたことで社会経済が元に戻り、ニーズ回復が見込まれることから、援助者を確保するための養成講座が今月末に開講される。

 ファミサポは市の子育て支援策で、NPO法人チャイルドサポートこあらが受託して運営。子どもを預かってほしい「依頼会員」と援助意向のある「提供会員」を橋渡しする。依頼会員はサポート内容に沿って、30分間350円または450円の報酬を提供会員に支払う。

 22年度に対応した830件の依頼の内訳を見ると、基本の預かり762件、緊急的な預かり32件、宿泊を伴う預かり25件の順に多かった。病児や病後児については、体調不良の原因が医師の診断により明確で、一般的なかぜの症状ではない場合のみ受け入れた結果、11件の利用にとどまった。

 コロナ前は年間3000~4000件台の依頼に対応していたが、19年10月に始まった国による幼児教育や保育の無償化やコロナ感染への不安などから利用を控える人が増え、20年度1717件、21年度1080件と減少傾向。22年度は1000件台を割り込んだ。

 利用件数は低迷しているものの、同法人は「急な仕事や学校、保育園の臨時休業などの際、子どもの預け先を自分で探すことが困難な保護者らに喜ばれている」と強調。コロナが5類に移行した5月からは、3日以内に医療機関を受診し、コロナ感染が確認されていない病児の受け入れも再開。インフルエンザやかぜ症状の子どもの利用が一気に増えたという。

 ファミサポに登録する会員数は3月末時点で、依頼会員1248人に対し提供会員158人、両方会員29人で、提供会員が不足している。増加が見込まれるニーズに対応するため、提供会員の養成講座を18日から8月10日までの間の計6回、市男女平等参画推進センターで開催する。20歳以上の市民なら誰でも参加でき、受講は無料だが、テキスト代として2000円がかかる。

 講座の申し込み、問い合わせは同センター 電話0144(84)7266。

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