胆振中学校体育大会第12回胆振中学校バレーボール競技夏季大会が2日、苫小牧市総合体育館で行われ、男子は苫小牧ジュニアが2―1のフルセットの末に伊達・室蘭星蘭、女子はウトナイ・沼ノ端が2―0のストレートで室蘭桜蘭を下し、優勝した。
男子決勝は、今季からクラブチームとして出場の苫小牧ジュニアが多彩な攻撃を仕掛け、勝負どころでミスをしない堅実なバレーを展開。接戦にも慌てることなく押し切った。
女子決勝も実力伯仲の中、エースが機能したウトナイ・沼ノ端に軍配が上がった。
両チームは、28日から留萌市で行われる全道大会に出場する。
男子
▽決勝
苫小牧ジュニア2―1伊達・星蘭
▽1回戦 苫小牧ジュニア2―0登別緑陽、伊達・星蘭2―0光洋
女子
▽決勝
ウトナイ・沼ノ端2―0桜 蘭
▽準決勝
ウトナイ・沼ノ端2―0アルテミス室蘭ジュニア
桜 蘭2―0青 翔
▽1回戦 ウトナイ・沼ノ端2―0室蘭翔陽、アルテミス室蘭ジュニア2―0和光・追分・早来学園・植苗、桜蘭2―0白老、青翔2―0伊達
―男子・苫小牧ジュニアが優勝、堅実バレーで勝利つかむ
苫小牧ジュニアはリードされても離されず、ミスも少なく伊達・星蘭を追い詰めた。対馬満監督は「対戦したことのないチーム。自分たちの試合をしよう」と決勝へ向かった。
試合は各セットともシーソーゲーム。「相手の能力は高かったが、流れが変わりかけても踏ん張れた。我慢し切れた」と選手の健闘をたたえた。全道に向けては「一つでも上を狙って自分たちの試合をするだけです」と冷静だった。
―女子はウトナイ・沼ノ端V
女子のウトナイ・沼ノ端は中学生からバレーを始めた選手が4人。柳本大輔監督は「苦労もしたチーム。選手が気持ちで頑張った」と振り返った。軸となった津田紗帆(ウトナイ3年)は「練習で怒られても諦めないで頑張ってよかった」と涙を拭った。樋渡姫華(同)も「ミスしても助け合って勝てた」と喜びをかみ締めた。柳本監督は「全道も一つでも多く勝っていい思い出にしたい」と話していた。




















