2021年、苫小牧市内で大型トラックを運転中に白バイと衝突し、警察官を死亡させたとして過失運転致死罪に問われた砂川市の無職谷口訓(さとし)被告(55)の初公判が6日、札幌地裁(吉戒純一裁判長)であり、弁護側は無罪を主張した。
起訴状によると、谷口被告は21年9月13日、苫小牧市柏原の道道で丁字路交差点を大型トラックで右折しようとした際、対向車線の安全確認を怠り、直進してきた白バイと衝突。男性警察官(当時32歳)を死なせたとしている。
初公判で、谷口被告は起訴内容について「(間違い)ありません」と答えたが、弁護側は事故を起こした事実を認める意味であることを強調した上で、「時速120キロ近くで運転して来るバイクを予見するのは不可能。仮に回避措置を取っても事故を避けられず、刑法上の観点から過失はない」と訴えた。
検察側は冒頭陳述で「白バイは警ら活動中で赤色灯を点滅させ、時速118キロほどで走行していたがトラックを発見し、時速88キロまで減速した」と指摘。トラック側の安全確認が不十分だったと主張している。
この事故を巡り、札幌地検は昨年3月、谷口被告をいったん不起訴処分としたが、警察官の遺族側からの検察審査会への申し立てを受けて再捜査し今年5月、在宅起訴した。
















