ヘルパンギーナ7年ぶり警報発令 手洗いの徹底を 苫小牧保健所

ヘルパンギーナ7年ぶり警報発令 手洗いの徹底を 苫小牧保健所

 苫小牧保健所は6日、全国で流行する乳幼児がかかりやすい夏風邪「ヘルパンギーナ」の警報を発令した。管内(東胆振1市4町)の定点当たりの受診患者数は6月26日~7月2日の1週間、9・0人で基準値6人を上回った。2016年以来7年ぶりの発令で、同保健所は「いま一度手洗いなど感染対策を徹底して」と呼び掛けている。

 管内小児科5カ所の定点医療機関で感染状況を把握している。今年の初確認は6月12~18日の1週間で0・60人だったが、翌週の同19~25日で2・40人に増え、3週目の今回一気に警報値を超えた。

 ヘルパンギーナは、5歳以下の乳幼児が主にかかるウイルス性感染症。発症すると38度以上の突然の高熱や喉の痛み、口内炎発生などの症状がある。例年7月ごろをピークに秋口まで感染者が出ることも多い。

 管内では新型コロナウイルス禍の20~22年、マスク着用や手指消毒の徹底などのコロナ対策が奏功し、感染者が少なかった。今年はコロナの感染症法上位置付けの5類移行などもあり、保健所は「ヘルパンギーナにかかったことのない乳幼児の間で感染が広まったのでは」と分析する。

 警報解除の基準は、1週間の定点患者数が2人以下になること。前回警報が発令された16年は2週目(9月下旬)で解除されたが、保健所は「今回はしばらく警報状態が続く可能性がある」と指摘する。

 一度感染すれば再感染しない「終生免疫」ができる感染症だが、発症に起因するウイルスは数種類あるため再感染の注意が必要。まれに大人も感染する可能性があり、「二次感染を防ぐため排せつ物の適切な処理を行って」と訴えている。

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