帝国データバンク札幌支店は、6月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・9ポイント増の43・9となり、5カ月連続で改善。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年12月(景気DI43・8)と同水準まで回復した。
全国平均(45・0)との比較では、31カ月連続で下回った。その差は1・1ポイントで、前月から1・3ポイント縮小した。
企業の規模別では、大企業が前月比1ポイント悪化して47・0。中小企業は1・2ポイント改善して43・3。中小企業のうち小規模企業も1・9ポイント改善して43・9。大企業と中小企業の格差は3・7ポイントとなり、前月から2・2ポイント縮小した。
業界別では、9業界中、6業界が前月から改善。特に不動産(54・4)と金融(50・0)は景気判断の分かれ目となる「50以上」となった。農・林・水産も7・8ポイント増の37・8となり、3カ月ぶりに改善した。
一方、建設は0・4ポイント減の45・7となり、4カ月ぶりに悪化。サービス(46・7)と運輸・倉庫(38・9)は横ばいだった。
先行き見通しでは、「3カ月後」が47・4(前月調査45・9)、「6カ月後」が46・9(同46・3)、「1年後」が46・7(同46・1)となり、3指標とも前月から改善予想となった。
同支店では、「札幌市中心部で進む再開発などを背景に『不動産』は好調を維持している」と分析。一方で建設業界からは「工事受注は順調に推移しているが、資機材価格や電気代などの経費の高騰により利益が圧迫される懸念があるとの声が寄せられている」と指摘。レジャー需要の高まりなどに期待値は高いものの、物価高など下押し要因も多く抱える本道の景況感は「業界・業種ごとに二極化が進む中、緩やかな改善または横ばい傾向で推移するとみられる」としている。
調査は6月19~30日、道内企業1195社を対象にインターネットで実施。511社から回答を得た(回答率42・8%)。
















