日本競走馬協会(JRHA)が主催する国内最大のサラブレッド競り市「セレクトセール」は11日、苫小牧市美沢のノーザンホースパークで当歳馬(0歳馬)の競りを行い、閉幕した。この日も牡馬クラシック三冠馬コントレイルの初年度産駒が、歴代3位の5億2000万円で落札されるなど大盛況。2日間合計で435頭が取引され、落札総額は3年連続で歴代最高を更新する281億4500万円に達した。
価格はいずれも税抜き。2日間の落札総額は、過去最高だった前年と比べて9・2%(23億8250万円)増。今年は1歳馬、当歳馬計453頭を上場し、落札率は96%で前年比0・7ポイント増。取引が未成立の主取は18頭にとどまった。1億円超の取引は、1歳馬が28頭、当歳馬が35頭、計63頭で、史上最多だった前年を10頭上回った。
11日は当歳馬セールを実施し、前日の1歳取引で過去最高を更新した熱気をそのままに、1頭ごとに白熱した競りを展開。ノーザンファーム(安平町)が生産したコントレイル産駒の牡馬「コンヴィクション2の2023」がこの日最高値の5億2000万円で取引。2006年の6億円、17年の5億8000万円に次ぐ歴代3位の高額落札に会場は沸いた。
コントレイルの生産牧場ノースヒルズ(新冠町)が同馬を落札し、前田幸治代表は「3億ぐらいの予算だったが、どうしても落としたかった。うれしい」と笑顔。コントレイルの主戦騎手だった福永祐一技術調教師の厩舎(きゅうしゃ)に託す予定といい、福永調教師は「品とバランスの良さを感じた。競走馬として準備を整えていきたい」と意欲を見せた。
JRHAの吉田照哉会長代行は、競り終了後のインタビューで「驚きに近い数字。日本人の競馬に対する思いの強さ」と総括。「競馬場に人が戻ってきたように、競りにも人が戻ってきた。馬を持ちたいという方が増えた」と喜んだ。
















