苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)の毛ガニ籠漁は11日、苫小牧港・西港漁港区で初水揚げが行われた。初日は漁船16隻で約3・8トンを漁獲し、甲長10センチ以上の「大」は1キロ当たり卸売価格8999円で、昨年の初日と比べて2010円高で取引。この日に夏漁を解禁したホッキ貝と同様、好調なスタートを切った。
胆振太平洋海域(室蘭市―むかわ町)の毛ガニ籠漁は10日に解禁。苫小牧漁協は8月13日まで全16隻で操業し、漁獲枠は前年比5・96トン減の24トン。初日は、10日に苫小牧沖合約25キロの海域でカニ籠を仕掛け、11日未明から早朝にかけて籠を引き上げた。
市公設地方卸売市場で行われた初競りでは、「大」が1キロ当たり8999~8889円、「中」(甲長9センチ以上)が同6796~4683円、「小」(同8センチ以上)が同4960~3980円でそれぞれ取引された。
カニ籠漁業部会の高島正司船団長(52)は「昨年よりも大きいものが多い」と手応え。日高沿岸で大量発生しているオオズワイガニの影響を心配していたというが、「ほとんど仕掛けに入ることはなかった」と胸をなでおろした。
ただ、道の資源調査に基づく漁獲枠は減少し、今年も厳しい制限下で操業する。貝毒の自粛規制が解除された夏ホッキ漁も同日スタートする中、夏ホッキ部会の船団長も務める高島さんは「早めにカニを制限まで取り切ってホッキに注力したい」と話していた。
















