知事会見 ウポポイ3年 開業効果全道へ 「観光振興税」懇談会を新設

知事会見 ウポポイ3年 開業効果全道へ 「観光振興税」懇談会を新設
3年を迎えたウポポイ開業効果を全道に波及する姿勢を示した鈴木知事(左)=14日午後4時40分ごろ、道庁

 鈴木直道知事は14日の定例会見で、白老町のアイヌ文化発信拠点「民族共生象徴空間」(ウポポイ)が12日で開業から3年を迎えたことについて、「新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、社会経済活動が活発化する中で、今年こそウポポイの開業効果を全道に波及させていく」と強調。「その思いを新たに国、市町村、関係者の皆さんと連携しながら、誘客促進に取り組んでいく」との姿勢を示した。

 知事は8日にウポポイで開かれた記念式典に岡田直樹沖縄・北方担当相(アイヌ政策担当相)らと共に出席。前日の7日に札幌市で、北海道としては10年ぶりに開かれたアイヌ政策推進会議で「私からは、より積極的な広報によるウポポイの認知度向上の取り組みなどについて発言させてもらった」と述べた。

 15日からの3連休は、3周年の「ウポポイ祭」も現地で開催されることを説明。「全道各地のアイヌ古式舞踊の鑑賞や体験など多彩な企画がある。この機会に多くの皆さんに足を運んでいただきたい」とアピール。

 今後も「国内外から多くの人にウポポイにお越しいただいて、多様なアイヌ文化の価値、理解を深めてもらうように関係機関・団体の皆さんとアイヌ文化の保存、伝承に取り組む」と強調。そして「アイヌの方々の民族としての誇りが尊重される共生社会の実現に努めていく」と語った。

 この他、知事はコロナ禍で中断していた、道としての観光振興税(宿泊税)導入の検討再開について「高度化、多様化する観光ニーズに的確に対応していくには、新税による安定的な財源の確保が必要と考えている」と指摘。有識者や観光関係団体の代表者らで構成する懇談会を新たに設置することも表明。「この懇談会の意見や幅広い関係者の意向を伺いつつ、関係する市町村とも十分調整を図り、丁寧かつスピード感を持って検討を進め、道の考え方をできるだけ早期に取りまとめていきたい」と述べた。

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