苫小牧市へのふるさと納税の寄付額は2022年度、過去最高の15億883万円で確定した。近年は寄付額や寄付件数が右肩上がりの中、前年度と比べて約1・5倍に増加。返礼品は「紙のまち」とあって紙製品が人気で、市は「全国的に市場規模が拡大し、寄付できるインターネットのサイトや返礼品を増やしたことで寄付が増えた」と手応えをつかんでいる。
ふるさと納税は、居住地以外の自治体に2000円以上寄付すると、所得税や住民税が控除される国の制度。市への寄付額、寄付件数は急増し続けている。苫小牧は、17年度に初めて1億円を突破する1億4738万円(寄付件数1万2010件)となり、21年度には10億2053万円(6万5253件)で初の10億円台に到達。22年度はさらに前年度比47・8%(4億8830万円)増となった。
市の返礼品は、ボックスティッシュやキッチンペーパー、旅行クーポンなど約320種類で、この1年間で約70件増やした。このうち寄付者の約8割が「紙製品」を求め、1番人気はトイレットペーパー。王子ネピアのシングルロールやボックスティッシュ60箱セットなど、大量でお得感のある紙製品の需要が堅調だ。
また、スモークサーモンやぎょうざ、化粧品、ゴルフ場の利用券など、地元企業がアピールする商品や、施設を生かしたサービスなど、特色ある返礼品を求める傾向。札幌圏など道内はもちろん、関東や関西、九州など全国各地から寄付が寄せられ、寄付額は平均1万~3万円が目立つという。
市は寄付を▽地元雇用の拡大▽子育てしながら仕事を続けられる環境整備▽移住促進▽地域ブランド力の向上―などに活用。23年度は市内の一部ゴルフ場で現地決済型サービスを導入するなど、新たなニーズの掘り起こしに努めており、市政策推進課は「苫小牧のPRや返礼品の充実を図り、ふるさと納税の寄付額がさらに増えるよう取り組みたい」としている。
















