洋菓子店ファームソレイユ(苫小牧市拓勇西町)のパティシエ柴山加奈子さん(32)が、一般社団法人北海道洋菓子協会主催の「2023北海道洋菓子作品コンテスト大会」(6月23日、札幌市)で、「マジパン」のデコレーションケーキを出品し、3位に相当する連合会会長賞に輝いた。作品を同店本店に飾っており、柴山さんは「360度どこから見ても楽しめるように、細かいところも丁寧に仕上げた」と笑顔を見せている。
同コンテストは年1回、全道のパティシエらが「グラン・ガトー」や「ピエス・アーティスティック(あめ)」など7部門で腕を競う大会。今回は計123作品がエントリーした。柴山さんは、アーモンド粉末や砂糖などを練り合わせた洋菓子「マジパン」の仕上げデコレーションケーキ部門に出品し、部門の枠組みを越えた上位者に贈られる同賞を射止めた。
柴山さんは、キリスト教のイースター(復活祭)を題材に選び、ウサギの着ぐるみを着た子どもたちが、パーティーの準備をする様子を表現した。昨年はマジパン同部門で全道一に当たる道知事賞を受賞しており、「自身の技量確認や好成績を残せば店のPRにもつながる」と連覇を狙っての出品。5月中旬から終業後や休日を使って準備し、直径22センチ、高さ19・5センチほどのケーキを完成させた。
同店は普段マジパンを扱っておらず、柴山さんは職人歴12年で培った技術をフルに応用。元は白いマジパンに食用色素を使い、華やかな演出を実現させた。黄色いガーベラの花には、やや赤色を混ぜてより鮮明に仕上げるなど、絶妙な配色に力を入れ、「手間が必要になった」と振り返る。連覇は逃したため「悔しさもある」と話しつつ、「上位の評価をもらえてうれしい」と喜びをかみしめる。
今後は10月30日~11月1日に東京で開かれる全国規模のコンクール「2023ジャパン・ケーキショー東京」(日本洋菓子協会連合会など主催)にも挑む。今回の改善点を踏まえ、新たな作品を出す予定で、「表彰式に出席できる金賞以上の初受賞を狙いたい」と気持ちを新たにしている。
















