苫小牧市美術博物館の特別展「縄文 現代~共鳴する美のかたち」の開幕に合わせたトークイベントが15日、同館で行われた。美術担当、考古学担当の各学芸員に青森県立美術館の工藤健志学芸員が加わり、3人がそれぞれ展示作品を解説。市民ら33人が熱心に耳を傾けた。
土器から絵画まで約200点を並べた美術博物館ならではの展示のうち、42点を青森県立美術館から借り受けた。同館でも2006年に「縄文と現代」をテーマに展示を行っており、工藤学芸員は当時の写真を見せながら作品を紹介した。
工藤学芸員は、芸術家の岡本太郎さんが「縄文に日本の起源があるとアピールした」と話したほか、陶芸家、画家、漫画家と多くの肩書を持つ立石大河亞さんについて説明。今回の特別展に出品中の造形物は「非常に込み入ったものを粘土で造形している。ユニークな焼き物なので一周回って見てほしい」と勧め、「縄文と現代は数千年離れているが、人間の本質は共通している」と強調した。
美術博物館の岩波連学芸員は「苫小牧の土偶は板状土偶のみで、顔の表現はシンプル。同じ土偶でも北海道や八戸、苫小牧では違う」と語った上で、今回の特別展が考古資料と美術作品を同時に鑑賞できる貴重な機会であることをPRした。
















