全国高校総体のソフトテニスは東胆振出身の２選手が出場する。とわの森三愛の阿部奈花（２年、苫小牧啓明中出身）は女子個人戦（ダブルス）、増田快翔（３年、白老中出身）は男子個人戦（同）・団体戦で登場、地元での奮闘を誓う。

　阿部奈花

　本吉愛明（２年）とペア。道予選はベスト８に入った。「札幌支部予選でいい成績が残せなくて全国は行けると思っていなかった」と苦笑い。それでも道予選は調子を取り戻し、悲願の地元総体出場を勝ち取った。

　アニメの影響で小学１年から始めたソフトテニス。啓明中時代は中体連でベスト１６。「全国で活躍できる選手になりたい」と姉を追ってとわの森の門をたたいた。「全国はボールのスピードが早い。対応できるように調整してきた。初めての全国、一試合でも多くやって、経験値を上げたい」と抱負。初戦は八戸工大一（青森）ペアと対戦する。

　増田快翔

　個人戦は堀部響介（３年）とペア。道予選は個人、団体ともに準優勝。優勝して全国へ―が目標だっただけに「もっとできたと思う」と悔しさを全国にぶつける。

　姉の背中を追って小学１年から競技を始めた。白老中時代の中体連は全道ベスト８の実力者。高校も姉と同じ道を選んだ。

　持ち味はスマッシュ、強打。全国に向けてボレー系の基礎を練習してきた。「昨年の先輩たちの個人ベスト８、団体ベスト４を超える成績を」と意気込む。勝ち上がると個人戦は強豪・羽黒（山形）ペア、団体戦も羽黒、尽誠学園（香川）と強敵が控え、「全力を出し切るだけ」と冷静だ。