苫小牧海上保安署と苫小牧市消防本部による船舶火災消火合同訓練が21日、市内入船町の苫小牧港・西港入船埠頭(ふとう)で行われ、船舶火災発生時の迅速な対応と連携を確認した。
1969年に締結した船舶消火に関する業務協定に基づき、毎年実施しており今回は約30人が参加した。
同埠頭に着岸していた貨物船の機関室から出火し、乗組員による初期消火も失敗する想定。海上で消防機能を有する同署の巡視艇「りゅうせい」(125トン)が、岸壁から同本部の消防車がそれぞれ炎上する船をイメージして放水した。
上空からは同本部のドローンで、船の温度や火災の熱源などを確認する作業を繰り広げた。
船内に意識不明者2人と軽傷者1人が取り残される想定の搬送訓練もあり、ロープや担架を駆使して負傷者を運び出した。
現場の指揮に当たった市消防署の瀬谷尚克消防課長は「消火訓練と救助活動を通じ、連携を深めることができた」と強調。「これからも有事に備え、情報共有をしていきたい」と話した。
同署の蓮見由絵署長は「消防と海保で用語の違いもあり、一つ一つ確認していくことの大切さを再認識した」と語った。
















