港まつりの市民おどり、練習に熱 4年ぶり復活で 苫小牧

初練習に臨むHISAE日本語学校の学生ら

 第68回とまこまい港まつり(8月4~6日)で、浴衣姿の市民が踊りながら苫小牧市中心市街地を練り歩く名物・市民おどりパレードが4年ぶりに復活する。出場予定の団体は踊りの練習を始めており、21日は初参加のHISAE日本語学校や、常連の東開町内会で苫小牧民舞白寿会を講師に迎えた講習が行われた。

 市民おどりパレードは、苫小牧おどりやとまこまいサンバを踊りながら市道一条通やシンボルストリートを行進する伝統行事。新型コロナウイルス感染拡大防止へ、港まつりが復活した昨年もパレードは中止された。

 4年ぶりの実施となる今年は、5日午前10時にスタート。参加団体数は初出場の3団体を含め22団体で、前回2019年から4団体減った。参加者数も約250人少なくなり、「苫小牧おどり」のみで行う。

 HISAE日本語学校はこの日、同校で白寿会の山口ますみ会長ら2人の講師を迎えた講習を行った。スリランカやネパールなど外国出身の学生17人が参加した。学生たちは初めて触れる日本の踊りに悪戦苦闘しながらも繰り返し練習し、振り付けを覚えた。

 スリランカ出身のラシカ・ダナンジャヤさん(25)は「スリランカでも祭りの時には踊るけど、日本の踊りとは違う。苫小牧おどりはとても楽しいですね」と笑顔。五十嵐啓子校長は「地域交流の機会として参加を決めた。市民の皆さんにも学校の存在を知ってもらえれば」と述べた。

 33回目の出場となる東開町内会でも同日、東開町内会総合福祉会館で山口会長を迎えた講習会を開催。集まった約10人の住民の大半は過去に何度も参加しており、振り付けはすでに習得していることから、講習会では足の運び方や美しく見えるしぐさなど、細部を確認していた。

 同町内会は例年、地域の子どもたちも誘って市民おどりパレードに出ており、前回は約60人で参加したという。

 今回も同規模での参加を目指しているが、小西久志文化部長(62)は「3年間の中止を経てパレードに対する住民の関心が薄くなっているのを感じる」と指摘。「かつて一緒に出ていた他の町内会も参加しておらず、とても寂しい。何とか頑張って祭りを盛り上げたい」と語る。

 白寿会の尽力もあり、苫小牧おどりは昨年度、全国の民踊指導者向け研究集会の講習曲に選出された。山口会長は「笑顔で一つの輪になって踊る光景が戻ってきてうれしい。本番はみんなで楽しみたい」と話す。

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