苫小牧市内の観光入り込み客数は2022年度、213万1000人で3年ぶりに200万人を超えた。新型コロナウイルス禍で20、21年度と落ち込んでいたが、「コロナ前」の19年度に迫る水準まで回復。コロナ感染対策の緩和により、人の往来やイベントが活発化したことが要因とみられる。市は今年度さらなる増加を見込み、230万人と推計している。
官民連携組織のビジット苫小牧観光会議の会合でこのほど、事務局の市観光振興課が報告した。
22年度の観光入り込み客数は、前年度比約44%(64万9000人)増。大幅な回復の要因について、同課は「都市間の移動自粛、イベントの開催規制などが緩和された」とコロナ感染状況の落ち着きを挙げる。コロナ前の直近10年間はおおむね増加傾向で、19年度は最多の222万5000人だったが、コロナ禍で20、21年度は140万人台に減少していた。
今年度は、5月8日にコロナの感染症法上位置付けが「5類」に移行したことで、イベント開催の増加が期待されるため、19年度実積を上回る230万人と見込んだ。市観光振興ビジョンで掲げた目標は、24年度に260万人としており、「(23年度は)まだ目標値に届かない」としつつ「国内外の観光需要が回復すれば、さらに目標値に近づく」と期待する。
目標値は本来、22年度までの達成を掲げていたが、コロナの影響で2年間先送りした経緯がある。本道と中国本土を結ぶ直航便が7月、約3年4カ月ぶりに再開するなど、インバウンド(訪日外国人旅行者)の本格回復が見込まれるため、同課は「評価指数の見直しは行わず、24年度の達成に向けて各施策を実施したい」と強調している。
この他、ふれんどビル1階(表町)と道の駅ウトナイ湖(植苗)の観光案内所は22年度、利用件数が1万7940件で、前年度比約42%(5336件)増。24年度目標の4万件を達成できるよう、23年度は2万3000件と見込んだ。
















