北海道経済産業局は、7月の道内経済概況を発表した。総括判断は「持ち直しの動きが見られる」とし、5カ月連続で据え置いた。主要7項目も全て前月から据え置き。観光は「緩やかに改善している」と判断した。
5月の経済指標を中心に、6月以降の企業へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向などを十分注視する必要がある」と指摘している。
生産活動は継続して「弱い動きとなっている」と判断。5月の鉱工業生産が、前月比0・7%減と2カ月連続で低下したため。鉄鋼業など6業種は上昇しているが、パルプ・紙・紙加工品工業など8業種が低下している。
個人消費は、5カ月連続で「持ち直している」と判断。5月の個人消費が家電とホームセンターは前年を下回ったが、百貨店や新車販売など5業態が前年を上回ったため。ヒアリングでは「高級ブランドの時計やハンドバッグ、宝飾品などの高級商品が国内富裕層向けに引き続き好調だった」(百貨店)などの声が上がっている。
観光は「緩やかに改善している」と判断。5月の来道客数が前年同月比44・4%増と、19カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者数も6万2965人あった。ヒアリングでは「5月の大型連休期間中は道内外の観光客が多く、中旬以降は修学旅行やスポーツ合宿の受け入れもあり、宿泊施設の稼働率は前年より好調。インバウンド(訪日外国人旅行者)は引き続きアジア圏が中心だが、欧米からの観光客も見られた」(観光協会)と分析している。
この他、住宅建設は4カ月連続で「弱まっている」と判断。5月の新設住宅着工戸数が前年同月比4・5%減と9カ月連続で前年を下回ったため。貸家は前年を上回っているものの、持ち家と分譲は下回っている状態が続いている。
















