シマフクロウの生態学ぶ ウトナイ湖野生鳥獣保護センター 救護セミナー開催

シマフクロウの生態学ぶ ウトナイ湖野生鳥獣保護センター 救護セミナー開催
シマフクロウの保護活動について語る松本チーフレンジャー

 苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターで22日、救護セミナーが行われ、日本野鳥の会自然保護室苫小牧グループの松本潤慶チーフレンジャーが、シマフクロウの生態や保護活動の現状を伝えた。

 市内外から約30人が参加。森林伐採などを背景に個体数が激減し、環境省レッドリストの「絶滅危惧IA類」に指定されるシマフクロウについて、松本さんは「苫小牧市内でも1950年代までは確認されていた」と強調した。

 生息地を守る活動の一環で野鳥の会は2004年から道東の土地を購入し、森づくりのほか、巣箱や給餌場を整備。資金確保へグッズ販売にも取り組み、個体数増に一定の成果が見られたとしながら、生息地が窮屈になっていく現状に懸念を示した。

 その上で、「繁殖地として受け入れられる環境を増やさないと、死に絶えてしまう」と指摘。「苫小牧には良い自然が残っている。何ができるか皆さんも考えてほしい」と呼び掛けた。

 室蘭市の公務員大橋雅英さん(28)は「保護活動に実際携わっている人の話を聞け、とても面白かった。支援したいと考える人はいるのでは」と述べた。

 次回セミナーは9月23日、「ヒグマ」をテーマに開催する予定だ。

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