ラピダス情報共有に市町村ネット立ち上げ 苫小牧含め22自治体

ラピダス情報共有に市町村ネット立ち上げ 苫小牧含め22自治体
市町村ネットワークを立ち上げ、ラピダスから事業・建設計画の報告を受けた説明会=25日午後2時ごろ、札幌市中央区

 道は25日、次世代半導体の量産化を目指し、千歳市に進出するラピダス(東京)の情報共有を図るため、周辺の石狩、胆振、空知3管内の計22市町村で構成する市町村ネットワークを立ち上げた。札幌市内で説明会を開き、出席した同社の清水敦男専務執行役員は、工業団地「千歳美々ワールド」に建設する最初の工場の起工式を9月1日に行うことを明らかにした。

 連携組織の市町村ネットワークは、道が事務局を務め、石狩管内(札幌、江別、千歳、恵庭市など8市町村)、胆振管内(苫小牧市、白老、厚真、安平、むかわ町の5市町)、空知管内(夕張、岩見沢市など9市町)で構成。3月に国、道、千歳市が設置した「北海道次世代半導体産業立地推進連携会議」の下部組織の位置付け。市町村からラピダスへの提案・要望を行うほか、ラピダスから市町村への提案・要望を受ける。また、工事やプロジェクトの進捗(しんちょく)状況の情報提供も受ける。

 説明会には22市町村から担当者約60人が出席。清水専務が昨年8月に設立したラピダスについて(1)人材育成(2)最終製品・産業の創成(3)グリーン化技術―を経営理念としていることを説明。工事スケジュールに関しては、9月1日に起工式を実施し、2024年12月に製造装置の搬入を開始。25年4月に試作ラインを稼働する計画を示した。

 また、清水専務は苫小牧、千歳、札幌、石狩市一帯をデジタル産業の一大集積基地にしようと、ラピダスが提唱する「北海道バレー構想」も説明。「シリコンバレー(米国)に匹敵するような、日本の半導体製品の世界に対する発信基地にしたい」と意欲を示した。

 この他、説明会では、道の田村耕志次世代半導体戦略室参事が、ラピダス立地を契機とした半導体関連産業の振興について説明した。

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