赤い羽根自動販売機 苫小牧市内で設置進む

赤い羽根自動販売機 苫小牧市内で設置進む
苫小牧民報社に設置された赤い羽根自動販売機を確認する渡辺会長(右)

 飲料販売の益金の一部を赤い羽根共同募金に寄付する、赤い羽根自動販売機の設置が苫小牧市内で進んでいる。初めて設置された2009年5月から昨年10月末まで約13年間の設置台数は42台に上り、道内自治体では最多。今年に入ってからも順調に数を増やし、近く50台を突破する見込み。取り組みを推進する市共同募金委員会の渡辺敏明会長は「支援の輪が広がっていることに感謝する」と話す。

 赤い羽根自動販売機は各飲料メーカーと連携した募金の仕組みで、売り上げの一部が飲料メーカーから寄付される。現在6社と契約を結んでおり、すでに自販機を設置している場合でも機械を入れ替えずに募金付きにすることが可能だ。このほか、利用者が寄付額を決められる募金ボタン付きの自販機もある。

 赤い羽根共同募金運動は11月1日~翌年10月末を年度として集計を行う。市内では09年5月、社会福祉法人美々川福祉会が明野新町の障害者のグループホーム敷地に置いたのが始まりで、同年度に3台設置。その後、市社会福祉協議会に事務局を置く同委員会の地道な働き掛けで14年度は11台、20年度は21台まで増えた。さらに22年度には42台と倍増し、寄付額も50万4346円に。台数、寄付額とも過去最多を更新した。

 道共同募金会(札幌市)によると22年度末時点の全道の設置台数は255台。苫小牧市は札幌市(37台)、小樽市(18台)を上回る。

 23年度も設置が進み、6月には苫小牧信用金庫や苫小牧民報社でも導入。今月20日時点で49台となった。同日来社した渡辺会長は「ほかの自治体と比較しても、特に民間企業の協力が多いのが苫小牧の特徴。訪問して取り組みについて説明すると、皆さん前向きに検討してくれる」と感謝する。

 同委員会によると、8月にも3カ所の設置が決まっており、年度内に50台を突破するのは確実。担当者は「社会貢献活動の一つの方策として、さらに多くの企業や法人に知ってもらうとともに、赤い羽根共同募金運動への理解も広めたい」と話している。

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