22年度ごみリサイクル率32% 苫小牧市 過去最高

 苫小牧市がまとめた2022年度のごみのリサイクル率は、前年度比1ポイント増の32%で過去最高を更新した。道内主要10市のうち9年連続でトップになる見通し。新型コロナウイルス下で増えていた家庭ごみの処理量が減少に転じ、逆に古紙や空き缶、ペットボトルなど資源に回る量が増えた。

 リサイクル率は、家庭系と事業系の各ごみ処理量や集団回収分などを含む総量に対し、紙類や缶、瓶、ペットボトルなど市や市民団体、民間業者が資源として回収した割合。

 市ゼロごみ推進課によると、22年度のごみ処理量は前年度比1416トン減の5万4149トン。内訳は、家庭系が同1076トン減の3万3737トン、事業系が同340トン減の2万412トンといずれも減少した。

 市が家庭ごみを有料化した14年度以降、1日1人当たりのごみ排出量は550グラム前後で推移していたが、コロナ禍の20年度は外出自粛で自宅の片付けをする人が増えたとみられ、前年度より24グラム急増の574グラム。その後、21年度564グラム、22年度552グラムとコロナ前の水準に戻りつつあり、同課は「多くの家庭でごみ減量の意識は定着している」とみている。

 一方、資源化量は499トン増の2万2324トン。公共施設などでの拠点回収、町内会や部活動などの市民団体の回収活動に加え、近年は民間業者が運営する回収拠点の利用が好調で、全体を押し上げている。

 リサイクル率は、全市的な環境キャンペーン「053(ゼロごみ)大作戦」の第1弾を行った07年度は15%と低水準だったが、その後も断続的に大作戦を展開し、14年度に28・2%と道内主要都市で初めてトップに。15年度から8年連続で30%台を維持している。

 市は24年度までに33%達成を目標に掲げる。今年度から2カ年かけて、脱炭素の要素も取り入れた「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦」を展開中で、事業所向けのごみ収集ガイドブックやホームページも活用し、リサイクルを推進。同課は「資源化を進めることで経費削減のメリットもある。関心を持って取り組んでくれる人をコツコツと増やしていきたい」と意気込む。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る