「心魂」苫小牧公演 ミュージカルに感動 障害や難病持つ子や家族

「心魂」苫小牧公演 ミュージカルに感動 障害や難病持つ子や家族
ミュージカルの舞台を楽しむ親子

 劇団四季や宝塚歌劇団などの出身俳優でつくる「NPO法人心魂(こころだま)プロジェクト」(横浜市)は27日、苫小牧市福祉ふれあいセンターでミュージカルを上演した。重い障害や難病のため、劇場に足を運ぶことが難しい子どもや家族に向けた活動。市内で通所支援施設を運営するNPO法人テレサの丘の働き掛けで初めて実現。約90人が生のステージを楽しんだ。

 「心魂」は全国の病院や福祉施設、学校などに出向いてパフォーマンスを行う団体で、台湾やミャンマーなどでも活動。日本歯科医師会と日本財団が共同で運営する「TOOTH FAIRY」の助成を受け今月、苫小牧を含む道内4カ所でツアーを行う。この日は、「テレサの丘」が市内3カ所で運営する障害児の通所支援施設を利用する子どもや家族、職員らが参加した。

 心を閉ざした女性に対し、「1人ではできないけど、みんなとならできる」というメッセージを送り続けることで、女性が自信を取り戻して人生を歩み始める―というストーリー。出演者と一緒に観客席の子どもらも歌や手拍子などで女性を応援。女性が生き生きとした表情に変化すると、観客からは歓声が上がった。

 重度の身体障害がある長男(5)を含む家族4人で参加した大久保裕子さん(41)=三光町=は「日々の生活で大変なこともあるので仲間がいるよ、という歌詞に勇気づけられて涙が出た。子どもも楽しんでいたのでよかった」と述べた。

 有永美奈子共同代表は「病気や障害のため、周りに遠慮して劇場に行けない子どもや家族も多いが、子どもたちが発する声や音もパフォーマンスを構成する要素。笑顔になってもらえれば何より」と語った。

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