一般男子は久保埜が優勝 ハスカップトライアスロン

最速でゴールした久保埜=30日、勇払マリーナ

 30日に勇払マリーナなどを会場に開かれた苫小牧民報杯・第35回苫小牧ハスカップトライアスロン大会in勇払は、一般男子が1時間56分4秒の好記録をたたき出した久保埜一輝(東京都)=TEAM KUBONO=が優勝。同女子は2時間10分48秒で丹野惠梨香(埼玉)が栄冠に輝いた。

 接戦となった一般男子は久保埜に次いで3連覇を狙った古謝孝明(札幌市)=スポーツスウェット=が2位、目黒凌飛(札幌市)=北大トライアスロン部ちゃらんけ=が3位。同女子は王者沢田(札幌市)が2位、山越友絵(函館市)=函館トライアスロンクラブ=が3位となった。

 【一般】▽男子 (1)久保埜一輝(32)1時間56秒4(2)古謝孝明(28)1時間58分6秒(3)目黒凌飛(21)2時間2分55秒(4)土田洋平(44)2時間3分32秒(5)筒井佑(34)2時間5分38秒(6)小池賢(44)2時間6分51秒(7)長沼拳(29)2時間7分27秒(8)吉川颯真(21)2時間10分0秒(9)梅田裕也(40)2時間11分47秒(10)沢本圭悟(45)2時間13分32秒▽女子 (1)丹野惠梨香(34)2時間10分48秒(2)沢田愛里(43)2時間18分7秒(3)山越友絵(50)2時間35分28秒(4)大森綾香(34)2時間35分34秒(5)大貫千春(57)2時間38分50秒(6)佐藤史帆(41)2時間39分15秒(7)岡崎千恵(40)2時間42分49秒(8)吉牟田萌花(20)2時間44分19秒(9)髙木薫(25)2時間45分57秒(10)田野知江(35)2時間46分6秒

 【バイク&ラン】▽男子 (1)阿達敬司(49)1時間49分1秒(2)山崎章介(53)1時間50分12秒(3)渋谷政人(43)1時間50分18秒(4)芦崎充(47)1時間54分40秒(5)水崎真(29)1時間55分49秒▽女子 (1)松嶋裕子(27)2時間2分28秒(2)渡部あずさ(47)2時間4分18秒(3)山崎真奈美(49)2時間24分21秒(4)中村知佳(42)2時間27分21秒(5)中村美里(35)2時間28分39秒

 【リレー】(1)チーム緑ヶ丘(神野大翔、金野寛喜、後藤存)2時間41分3秒(2)大好き札幌(菅原千紘、表順一、若松聡子)2時間47分24秒(3)耳をすませば(石堂茉泉、石堂敬太、久木田新)2時間52分54秒(4)チームカブゴリラ(李家眞理、李家康、李家扶希子)2時間55分7秒(5)HISDEKACHI(小畑加代子、柴田博幸、横井智恵子)3時間7分27秒

-久保埜 会心のレース
 久保埜が2時間を切る会心のレースで最速の座をつかんだ。「予想以上に良いレースができた。ほっとしている」と目を細めた。
 最も得意とするスイムではトップ選手通過の1分後で全体の4番手。「だいぶ差があったので少しまずいな―と思った」とバイクでの巻き返しに切り替えた。
 バイクの4キロほどで一気に先頭に立つと、3連覇を狙う古謝の追い上げをかわし堂々と先頭を死守して栄冠をつかんだ。
 実に5年ぶりの参戦。千歳市出身。現在は東京を中心に各種大会で実績を積む。「久しぶりに参加して、コロナ禍を挟んで自分の成長を感じることができた」と納得の表情を見せた。
 普段はスイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.195キロの「アイアンマン・ディスタンス」が主戦場。「けがのないよう、9月の世界選手権に向けて良い準備をしていきたい」と話していた。

-女子一般は丹野に栄冠
 一般女子の丹野が大会初参戦で初優勝。「自分のペースで順位よりも楽しむことを意識して走った。優勝できてうれしい」と笑顔で話した。
 スイムから激戦を展開。男子含め全体の5番手で切り上げた。「スタート直後は少し力を入れてダッシュしたけど、それ以降は楽に速く―を目標に泳いだ」と会心の泳ぎ。
 向かい風を受けながらもバイクでさらに勢いをつけた。その後も軽快に飛ばし、ランでも2位以下を突き放して独走。「まだまだいけるとも感じた。良いレース内容だった」と振り返った。
 友人の誘いを受けて初参戦、「北海道は大好き。気温も涼しくて走りやすかった。景色も自然の中を走るのもとても気持ち良かった」と話し「また来年も参加したい。出るからには優勝も目指したい」と語った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る