全国高校総合体育大会ソフトテニス競技大会全日本高校ソフトテニス選手権大会最終日は29日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で女子団体の決勝が行われ、三重(三重)が広島翔洋(広島)を2―1で下し、9年ぶり3度目の優勝を決めた。北海道勢はとわの森三愛が3回戦で東北(宮城)に敗れてベスト8を逃した。札幌龍谷は1回戦で松商学園(長野)に敗れた。
とわの森三愛は1回戦の甲西(滋賀)に2―1で勝つと、2回戦の脇町(徳島)には3―0で勝利。3回戦の東北戦は元気がなく、吉根珠樹・高橋果鈴(3年)、義達心陽・佐々木南帆(1年)ペアともに1ゲームも取れなかった。
▽決勝
三重(三重)2―1広島翔洋(広島)
▽準決勝
三重2―1和歌山信愛(和歌山)、広島翔洋2―0東北(宮城)
▽準々決勝
和歌山信愛2―1県岐阜商(岐阜)、三重2―1昇陽(大阪)、広島翔洋2―0白鴎大足利(栃木)、東北2―0京都光華(京都)
※北海道関係分
▽3回戦 東北2―0とわの森三愛
▽2回戦 とわの森三愛3―0脇町(徳島)
▽1回戦
とわの森三愛2―1甲西(滋賀)、松商学園(長野)2―1札幌龍谷
-プレーに硬さ、夢は後輩に
東北に0―2で敗れたとわの森三愛。渕田監督は「もう少し粘れていたら…。それでも選手たちは良く戦った」とたたえた。
東北の強烈なスマッシュを何度も浴びた。「スピードがあって、ついていくのがやっとだった」と見守っていた渕田監督。主将の吉根(3年)は「もう少し踏ん張れた。3回戦にしてプレーが硬くなった。ミスしてもいいから思い切りのあるショットを打っていけばよかった」と試合を振り返った。
高校3年生のインターハイで優勝する―と掲げてとわの森に入学した吉根。結果は3回戦敗退となったが「団体戦でみんなで戦ったことはとても幸せ。同級生の仲間にもたくさん支えられた」と笑顔で話した。
「今回の悔しさを力に変えて来年は優勝を果たしてほしい」と後輩たちへ思いを託した。




















