コロナ拡大傾向 夏イベントで人流活発に 感染予防徹底を

コロナ拡大傾向 夏イベントで人流活発に 感染予防徹底を
苫小牧保健所管内のコロナ週別平均感染者数推移

 苫小牧保健所管内(東胆振1市4町)で、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増えている。定点医療機関の1医療機関当たり感染者数は直近の2週間、コロナ「5類」移行後の最多を連続で更新。管内では主に子どもがかかるウイルス性感染症の夏風邪「ヘルパンギーナ」も猛威を振るう。最盛期を迎える夏のイベントなどを楽しむためにも、保健所は改めて感染防止対策の徹底を求めている。

 コロナの感染症法上位置付けが「5類」に移行した5月8日以降、感染者数は従来の「全数把握」から、インフルエンザと同じ「定点把握」となり、同保健所管内は定点医療機関計8カ所の平均感染者数を公表している。同日以降、いったん増えて、その後減少していたが、7月10~16日の1週間は5週ぶりに増加に転じ、6・29人で5類移行後の最多を更新。さらに同17~23日の1週間は7・38人に増えた。

 感染状況は全道、全国も拡大傾向で、同保健所は7月中旬以降について「発熱などの体調相談や受診可能な医療機関の問い合わせが多かった」と話す。コロナはインフルのようにゼロになることはなく、上がったり下がったりを繰り返しながら、人流の活発化に合わせて感染が拡大してきただけに、同保健所は「コロナ禍の経験をいま一度生かして、感染予防に努めて」と訴える。

 また、乳幼児がかかりやすい夏風邪「ヘルパンギーナ」の定点患者数は、7月10~16日の1週間に42・25人で観測史上最多を記録して以降、同24~30日の1週間は17・4人(速報値)と減ったが、警報の解除基準1・9人以下には程遠いのが現状。保健所は「しばらく10人以上が続く」と警鐘を鳴らす。

 一方、苫小牧市内では、4日に夏の一大イベント「とまこまい港まつり」が開幕し、11日から始まる全国高校選抜アイスホッケー大会では全国29チームが来苫するなど、人流のさらなる活発化が見込まれる。お盆も帰省などで人が集まりやすいが、医療機関の多くが休診する時期と重なる。同保健所は小まめな手洗いや手指消毒、体調不良時の外出自粛など感染予防の徹底はもちろん、「万が一のため解熱剤など市販薬の準備も忘れずに」と呼び掛けている。

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