相生学院 「笑顔で戦うことができた」

相生学院 「笑顔で戦うことができた」
女子決勝〔相生―四日市商〕激闘の末に栄冠をつかみ、コート場で喜ぶ相生のメンバー=3日、同

 女子団体は相生学院が大接戦を制して栄冠を手にした。里菜央主将(3年)は「心強い仲間とここまでこれて幸せ」と目を細めた。

 四日市商との決勝。1勝1敗で、このシングルスに勝てば優勝という状況で出場した稲場らん(1年)。両者譲らずの戦いを物にして全国制覇を引き寄せた。「先輩たちの応援のおかげで勝つことができた」と笑み。「緊張もあったけど、とにかくテニスを楽しもう」と言い聞かせた。

 コート上でさまざまな仕掛けを見せた稲場。回り込んでのフォアハンド、ネット際のドロップショットなどあらゆる攻撃を得意とし「いろんな攻め方ができた。これからの自信につながった」と優勝の立役者は話した。

 笑顔をキーワードに―。春の全国選抜では惜しくもベスト4止まりと悔しい思いをした。「インターハイではリベンジを果たしての優勝を目指してきた。どんな時も笑顔で戦うことができた」とチーム力で頂点に駆け上がった。

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