苫小牧保健所管内(東胆振1市4町)で気温上昇による食中毒警報が続いている。今季はこれまで警報を3回、発令期間は計21日間に及び、最近10年間の年平均18・6日を既に上回った。同保健所は「小まめな手洗いや食品の温度管理徹底など予防に努めて」と呼び掛けている。
食中毒警報は、食中毒が多発しやすい6~9月、市民や飲食事業者への注意喚起を目的に、▽最高気温が28度以上の予想▽前2日間の最低気温20度以上および湿度85%以上▽前2日間の平均気温23度以上および湿度85%以上―などの基準で発令する。2021年以前は原則2日間(48時間)単位だったが、天気予報の精度向上や発令頻発による「慣れ」を防ぐため、22年から最長1週間(168時間)の指定となった。
同保健所は今季、7月7日に初の警報を発令。さらに同25日に2回目を出すと、8月1日に引き続き3回目に突入。いずれも「最高気温が28度以上の予想」の条件で、期間も最長の1週間ごとに設定した。これまでの発令期間は21日間に達し、最近10年間で年間最長だった2021年の25日間に迫るペース。同保健所で記録が残る1992年以降の最長、2012年の33日間の更新も視野に入る。
同保健所は、食中毒予防の3原則として▽調理前などに必ず手を洗う「(菌を)つけない」▽食品購入後に素早く冷蔵庫に入れる「ふやさない」▽調理時に十分加熱する「やっつける」―を挙げ、「三つセットで初めて効果がある」と強調。さらに「涼しくなると油断しやすくなる。気を抜くことなく行動を」と求めている。
7月は苫小牧市や白老町、厚真町、むかわ町(鵡川地区)で平均気温が過去最高を記録し、室蘭地方気象台は「8月中旬まで気温は高め。1カ月の長期で見ても平年並みか高い状態で推移しそう」と見通している。
















