全国高校総合体育大会テニス競技大会は4日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場(一部千歳市)で男子シングルスの1~3回戦、女子ダブルスの1回戦~準々決勝が行われた。室蘭支部の男子シングルスの舟山佳太(海星学院2年)、女子ダブルスの佐々木遥菜・松田侑来(同3年)が1回戦で敗退した。
このほか北海道勢は、男子シングルスの小柳遥人(東海大札幌)が3回戦、山沢世那(札幌光星)と池田陸人(札幌旭丘3年)が2回戦敗退。塚本康慈(北海道科学大高1年)、首藤柚嬉(札幌光星2年)は初戦で姿を消した。
女子ダブルスの小坂麻陽・小沢菜陽(札幌光星2・1年)は3回戦、浅野美羽・高瀬媛禾(同2年)は1回戦で敗れた。
女子ダブルスの4強は、上方璃咲・川崎このは(山口・野田学園)、水口由貴・新城英万(沖縄・沖縄尚学)、井上季子・上野梨咲(広島・山陽女学園)、前田璃緒・大脇結衣(埼玉・浦和麗明)。
【女子】
▽ダブルス準々決勝 上方璃咲・川崎このは(山口・野田学園)9―7下野澪・本田彩衣(大阪・浪速)、水口由貴・新城英万(沖縄・沖縄尚学)8―2野口紗枝・石島侑寿(神奈川・法政二)、井上季子・上野梨咲(広島・山陽女学園)8―5岸本聖奈・中島莉良(岡山・岡山学芸館)、前田璃緒・大脇結衣(埼玉・浦和麗明)8―1吉田琴美・瀨戸祐希奈(長野・松商学園)
=北海道関係分
【男子】
▽シングルス3回戦 前
田透空(兵庫・相生学院)8―4小柳遥人(東海大札幌)
▽同2回戦 小柳遥人6―1中村仁哉(奈良・奈良学園)、金子正人(東京・立教池袋)6―4山沢世那(札幌光星)、宮里琉星(宮崎・佐土原)6―3池田陸人(札幌旭丘)
▽同1回戦 八塚新平(大阪・浪速)6―1舟山佳太(海星学院)、南光祥大(大阪・近大付)6―1塚本康慈(北海道科学大高)、山田麗生(長野・松商学園)6―4首藤柚嬉(札幌光星)、池田陸人6―3稲木友望(神奈川・橘学苑)、小柳遥人6―1原令恩(茨木・茗渓学園)、山沢世那7―6国永紘資(長野・松商学園)
【女子】
▽ダブルス3回戦 井上季子・上野梨咲8―2小坂麻陽・小沢菜陽(札幌光星)
▽同2回戦 小坂麻陽・小沢菜陽6―2淵崎絢・中村明空歩(香川・高松北)
▽同1回戦 田辺紗瑛・戸田愛莉(千葉・東京学館浦安)6―3浅野美羽・高瀬媛禾(札幌光星)、藤井柑奈・保志場美空(長野・松商学園)6―0佐々木遥菜・松田侑来(海星学院)、小坂麻陽・小沢菜陽6―0田嶋優里奈・田嶋和香奈(佐賀・佐賀商)
- 海星学院・舟山 来年へリベンジ誓う
男子シングルスの海星学院の舟山は立ち上がりの1ゲームを取ったが、6ゲームを続けて失った。「最初は相手もミスが多かったが、2ゲーム目からは修正してきた。力は大きな差はなかったと思うが、要所、ポイントでのプレーの仕方、ショットの精度は劣っていた」と力なく話した。
「インターハイは試合前の雰囲気が違った」。それでもいい緊張感の中でゲームに入った。ゲームが進むと、少しずつラリーで相手に主導権を奪われた。「練習からショットの精度をつくり、全国で戦える選手になりたい。個人戦はもちろん、来年は団体戦でも結果を出せるように意識を高めていきたい」と来年のインターハイでのリベンジを誓った。
-海星学院 佐々木・松田ペア「チャレンジャーとして思い切り」
海星学院の佐々木・松田も苦戦を強いられた。松田は「相手がうまいのは分かっていた。チャレンジャーとして思い切りやったが、サーブ、リターンとも思うようにできなかった」と汗を拭った。
「緊張もあったし、リターンができなくて焦りもあった」と佐々木。大会前のけがの調整もあって、2人での練習時間が十分に取れず、課題を突き詰めることができなかった。ボレーで勝負する松田、ストロークがメインの佐々木は相手のスピードボールにも苦しんだ。助け合いながら必死にボールに食らい付いたが勝利は遠かった。
菊地竜平監督は「2人とも初めての全国大会。全国を経験できたのはよかった」と話していた。




















