苫小牧市は27日午後1時から、日本人と外国人が災害時の対応を一緒に学ぶ「避難所体験」を苫小牧東小学校(旭町)で行う。市内で暮らす外国人が年々増える中、昨年に引き続き2回目の事業。今年は札幌出入国管理局やJICA(国際協力機構)北海道なども加わり、規模を拡大して参加者同士の交流を促すのが特徴だ。共同で作業しながら知識を深め、国籍を越えた関係性を構築する。
当日は北海道国際交流・協力総合センター(札幌市)から講師を招き、外国人に必要な防災や災害に関する情報について講話し、体育館や屋外で市や参加機関が体験コーナーを設ける。「消防」「危機管理」などのブースを設け、参加者は簡易ベッドや簡易トイレの組み立て、消火器などの体験、非常食の試食などを繰り広げる。
初出展の札幌出入国管理局は、外国人や日本企業向け相談窓口を設け、無料で相談を受ける。JICA北海道は共生を狙いに訪れた人にアンケート調査し、即時集計して会場内でスライドに投影する。また、「留学生ブース」では、札幌国際大の留学生が出身国の災害やその対応についてポスターで紹介し、日本との違いなどを説明する。
市内で暮らす外国人は近年、右肩上がり。2017年は527人だったが、22年はほぼ倍の1019人となり、1000人台を突破した。23年7月末現在1184人で、ベトナム、中国、韓国からの外国人が多い。昨年の同事業では、外国人とのコミュニケーションなどで課題も散見され、市は外国人住民には防災知識の提供を、市民には外国とは災害・防災への知識や文化に違いがあることへの理解の促進を、それぞれ強化したい考えだ。
体験は参加無料、定員は60人程度。申し込み方法はQRコードを読み取り、メールアドレスなど必要事項を入力する。問い合わせは一般社団法人北海道多文化共生NET(苫小牧市若草町)の五十嵐啓子代表理事 携帯電話080(8455)5512。
















