ラピダス関連意見活発 道路、住環境の整備積極的に 胆振地域づくり連携会議

ラピダス関連意見活発 道路、住環境の整備積極的に 胆振地域づくり連携会議
東胆振1市4町と道、室蘭開建が意見交換した連携会議

 胆振総合振興局と室蘭開発建設部は7日、地域の課題について意見を交わす「2023年度胆振地域づくり連携会議」を苫小牧市役所で開いた。東胆振1市4町の首長や同振興局の関俊一局長、室蘭開建の佐々木純部長ら14人が出席。千歳市に進出する次世代半導体製造ラピダス(東京)が話題の中心で、首長から提案や要望などが相次いだ。

 ラピダス進出は近郊自治体にとっても、まちづくりに大きな影響が予想されるとあり、各首長は活発に意見を出した。厚真町の宮坂尚市朗町長は「関連産業の集積が見込まれる中、早めに幹線道路を構築し、住居環境を整える積極性が必要」と述べ「道内の住みやすさ、子育て環境の良さをPRする対策に取りかかるべき」と訴えた。

 千歳に隣接する安平町の及川秀一郎町長も「基盤整備や学校などこれまで人口減少を前提で計画作りを進めてきた」と振り返り、「ラピダス進出でどのような影響を受けるかを含め、対応しなければならない」と強調。白老町は台湾の半導体製造TSMCが進出する熊本県への視察を踏まえ、大塩英男町長が「半導体工場周辺の道路で渋滞している。国道36号など道路の整備をきちんと考えないと」と指摘した。

 一方、各自治体が施策を構築する上で、さらなる情報を求める声も続出。苫小牧市の岩倉博文市長は「道もできるだけ早く情報を持ってもらい、われわれと互いに共有することが、オール北海道として重要」と述べ、むかわ町の竹中喜之町長も「8月に締結した道と熊本県の協定について、情報をわれわれに知らせてほしい」と要望した。

 同振興局の関局長は「効果を全道に波及させたい」と力を込めた上で「今後、ラピダスで働く人の移動があると、西胆振を含め、観光面などで影響があると思う。新千歳空港のスルー化(JR新千歳空港駅から苫小牧方面へのアクセス向上)も本庁で検討している」と話した。

 同会議は毎年、胆振の発展を目的に開いている。

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