とまこまいコミュニティ放送(苫小牧市大町、二瓶竜紀社長)は9日、市役所本庁舎屋上の送信アンテナから試験電波を発射し、電波の状況を調査した。問題がなければ今月中に総務省からラジオ局の本免許が交付される見込み。9月1日に予定する開局へ向け、準備は大詰めを迎えた。開局後は市民パーソナリティーが手掛ける約30番組を放送し、地域に密着した情報を発信する。
コミュニティー放送局は地域の情報を提供するFMラジオ局。まちづくりや災害時の情報伝達に大きな役割を果たすことが期待できる。苫小牧青年会議所が2019年8月、コミュニティーFMの可能性を考えるイベントを開催したのをきっかけに同年12月、FMとまこまい実行委員会が発足。21年11月に同社を設立した。
今年3月、道総合通信局から放送局の予備免許が交付されたことを受け、市役所屋上にアンテナを設置。試験電波の発射は、このアンテナから送信する電波が規格を満たしているかを確認するための作業で、放送局に割り当てられたアルファベットなどの記号(コールサイン)を読み上げる音声や音楽を放送した。市内各所から「聞こえた」という連絡が寄せられたといい、同社は数日中に調査結果をまとめて総務省に提出する。
同時に開局直後の番組編成も進めており、月曜から金曜は毎日朝、昼、夕の3回、「ワイド番組」と呼ばれる生放送を予定。天気予報や道路状況、時事や行政情報など最新のニュースを発信する。
また、市民パーソナリティーが手掛ける収録番組は、25番組を予定。基本的には2週間から1カ月間、同じ番組を繰り返し放送し、高校生や主婦、パン職人、内科医など、さまざまな立場の市民が、それぞれの視点から伝えたい地域情報や生活に役立つ専門的な知識などを盛り込む。
同社の二瓶社長は「たくさんの皆さんのご協力で、やっとここまで来ることができた。いよいよスタートするので、ぜひ多くの市民に関心を寄せてもらえれば」と話している。
















