じゃらんリサーチセンター主催の「リクルートじゃらん観光振興セミナー2023」が10日、札幌市内のホテルで開かれた。北海道エリア対象のリアル開催は4年ぶり。コロナ明けの全国旅行実態を報告し、国内宿泊旅行の回復傾向を説明した。
冒頭、リクルートの宮本賢一郎旅行ディビジョン長が「この3年でライフスタイルや価値観が大きく変わり、旅行スタイルや旅の楽しみ方に大きな変化が表れている」とあいさつ。北海道運輸局の山崎貴志観光部次長も「観光は今後も成長戦略の柱。地方活性化の切り札」と強調。「持続可能な観光への関心が高まり、自然アクティビティーの需要も高まっている。世界のアドベンチャートラベル市場は今後大きく成長する」と9月に道内で開かれるアドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)に期待を込めた。
セミナーでは、主催した同センターの沢登次彦センター長が、全国1万5572人の宿泊旅行者を対象に実施した宿泊旅行調査(2022年4月~23年3月)の結果を示し、国内の旅行市場動向を紹介。22年度の国内宿泊旅行者はコロナ前の18年度比で12ポイント差まで回復していると説明した。年間平均旅行回数は2・88回で調査開始以来の過去最高。延べ宿泊数は18年度比16・5%の減ながら、2億2029万人泊で3年ぶりに2億人泊を超えたとした。若年層の回復が早いという。
また1回の宿泊旅行にかかった費用は平均6万2400円で、個人旅行の宿泊費は平均1万9900円と増加傾向だった。
沢登センター長は調査結果を基に「素泊まりが27・3%と増加傾向にある。シティーホテル、リゾートホテル、旅館では食事の付かない素泊まりが増加した。単価は上がり続けている」と解説。22年度以降の国内宿泊旅行の傾向を分析した。
















