国内トップクラスのスペイン舞踊家石井智子さんの舞踊団による公演「スペイン舞踊の祭典~華麗なるスペイン舞踊の世界と情熱のフラメンコ」が27日午後2時から、苫小牧市民会館大ホールで初めて行われる。フラメンコの歌い手「カンタオーラ」の1人として出演する日高町出身で苫小牧東高卒の井上泉さん(52)=東京在住=は「スペイン舞踊の展覧会のような構成で、初めての人も楽しんでもらえるはず」と来場を呼び掛けている。
文化庁の「アートキャラバン2」の補助事業に採択された。出演者やスタッフ総勢60人が7月15日から10月8日にかけ、福岡、名古屋、大阪、京都など全国8都市を巡るツアーで、道内開催は苫小牧だけ。
スペイン各地の民族舞踊を扱う前半と、フラメンコを中心とした後半の2部構成。「華麗で情熱あふれるスペイン舞踊の世界、夢と希望に満ちた舞台」とアピールする。
振り付けから演出、構成、当日の解説までこなす石井さんは2007年から自身の舞踊団を率い、新作舞台も精力的に発表。17年に百人一首をテーマにした作品「ちはやふる―大地の歌」で文化庁芸術祭大賞に輝いた。
ゲストに南風野香さん、井上圭子さん、中島朋子さんといったフラメンコの国内トップダンサーを迎える。日本のフラメンコギターの第一人者今田央さん、チェロの海野幹雄さん、バイオリンの平松加奈さんら演奏者の顔触れも多彩だ。
唯一の道内出身メンバーの井上さんは、大学生だった20歳の時にスペイン留学後、東京を拠点にフラメンコの踊り手として活躍。歌い手としても22年に、全日本フラメンココンクールカンテ部門で準優勝を果たした。
石井さんとは「ちはやふる―」で初共演した。今回は「舞台美術も豪華で、これほどの公演をふるさとでできてとても光栄。スペイン舞踊のさまざまな魅力を味わってほしい」と話している。
チケットは全席自由席で3000円。苫小牧市民会館やチケットぴあなどで販売中。問い合わせは石井さんのフラメンコスタジオ事務局 電話03(6280)3147。



















