大きな荷物を抱え 帰省ラッシュ ピーク

旅行客が続々と到着=11日午前11時ごろ、新千歳空港

 お盆休みが始まった11日、故郷や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが、北海道の空や海の玄関口でピークを迎えた。今年は新型コロナウイルスが感染症法上位置付けが「5類」に移行し、旅客需要が本格回復する中での夏期休暇。新千歳空港や苫小牧西港フェリーターミナルは、大きな荷物を抱えた家族連れやカップルらでごった返している。

新千歳空港 笑顔で再会喜び合う

 新千歳空港の国内線ターミナルビルは11日午前、羽田線、中部線などの便が到着するたびに、ゴルフバッグやキャリーケースを持つ人たちで混雑。家族や友人の到着を出迎える姿もみられ、笑顔で再会を喜び合う場面が広がった。

 山梨県から札幌観光に訪れた大学4年小笠原真衣さん(21)は「家族5人で北海道のカニやジンギスカンを楽しむ。山梨は40度近い日もあるから、道内は涼しいとうれしい」と声を弾ませていた。

 主要航空3社の本道発着路線はお盆期間(10~20日)、予約数は前年同期比1~3割増、予約率は80%台に回復。11日が本道到着の下りピークで、予約率は日本航空(JAL)が97・4%、全日本空輸(ANA)が99・1%、AIRDO(エア・ドゥ)がコロナ禍では初の100%。

 上りのピークは16、19日だが、今後は台風7号の影響による欠航も想定されるため、航空各社はホームページなどで最新情報の確認を呼び掛けている。

苫小牧西港フェリーターミナル 家族連れやカップル次々と下船

 苫小牧西港フェリーターミナルも多くの帰省客や観光客でにぎわっている。11日午前10時50分ごろに太平洋フェリーの「きたかみ」が乗客472人、乗用車142台を乗せて仙台港から到着。大きな荷物を手にした家族連れやカップルが次々と下船し、名残惜しそうにフェリーの写真を撮る人もいた。

 山形県から家族4人で稚内市に向かう長谷川由佳さん(43)は「実家に帰るのは4年ぶり。ゆっくり過ごしたい」と話し、娘の愛実さん(12)は「おばあちゃんとトランプがしたい」と再会が待ち切れない様子。札幌市の実家に帰る牧野紗奈さん(25)は「いとこと久しぶりに会えるのが楽しみ。一緒に小樽で観光する」と目を輝かせていた。

 お盆期間中、フェリー各社の予約状況は好調。苫小牧―仙台・名古屋を運航する太平洋フェリーは11日以降、連日500人以上の予約が入り、Uターンの苫小牧発も12~16日はほぼ満室。川崎近海汽船の苫小牧―八戸も、10日から上下線ともにほぼ満室という。

 一方、台風7号の影響で、商船三井フェリーは12~15日、苫小牧―大洗で6便を欠航。太平洋フェリーも12~14日、苫小牧―名古屋で3便、仙台―名古屋で1便の欠航を決めている。

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