帝国データバンク札幌支店は、7月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比1・7ポイント増の45・6となり、6カ月連続で改善した。全国(45・2)との比較でも0・4ポイント上回った。北海道が全国を上回るのは2020年10月以来、2年9カ月ぶり。
企業の規模別では、大企業が前月比3・4ポイント増の50・4となり、2カ月ぶりに改善。18年3月以来、5年4カ月ぶりに50を超えた。中小企業は1・4ポイント増の44・7となり、6カ月連続で改善。中小企業のうち小規模企業も1・2ポイント増の45・1で、3カ月連続で改善した。大企業と中小企業の格差は5・7ポイントとなり、前月から2ポイント拡大した。
業界別では9業界中、建設、製造、卸売り、小売り、運輸・倉庫、サービスの6業界が前月から改善。特に、飲食店や旅館・ホテル、広告関連などを含むサービスは2・1ポイント増の48・8となり、4カ月連続で改善傾向が続く。
一方、農・林・水産、金融、不動産の3業界が前月から悪化。不動産は1・9ポイント減の52・5となったものの、3カ月連続で50を超える高水準を維持している。農・林・水産は1・4ポイント悪化して36・4となり、業界では唯一、40を下回る低水準となっている。
先行き見通しは、「3カ月後」が47・2(前月調査47・4)、「6カ月後」が45・4(同46・9)、「1年後」が46・6(同46・7)と3指標とも前月調査から悪化する予想だ。
企業からは「官民とも忙しく稼働している。しかし人員不足により受注できない傾向が見受けられる」(建設)などの声も上がっている。
同支店では水道光熱費や資機材、人件費の高騰など「コスト増が幅広い業界で懸念材料となっている状況は変わっていない」と指摘。「北海道の景況感は、改善を示しながらもそのペースは緩やかな状態が続くだろう」と分析している。
調査は7月18~31日に、道内企業1190社を対象にインターネットで実施。511社から回答を得た。回答率42・9%。
















