志濤館門下生が全国へ 北海道選手権で好成績 空手

志濤館門下生が全国へ
北海道選手権で好成績 空手
全国大会に向け闘志を燃やす(左から)鈴木、小向、田邉

 苫小牧市の空手道場、志濤館の田邉翔(澄川小4年)と鈴木華(泉野小5年)が今春の第7回全日本空手道松涛館北海道選手権大会で好成績を残し、9月24日に東京都の日本武道館で行われる第9回全国空手道選手権大会に初出場する。金澤薫館長は「それぞれ持っている実力を発揮してほしい」と期待する。

 田邉は小学3・4年男子形で2位だった。初挑戦の全国だが、格上の相手にもひるまず持ち前のスピードと力強さで上位に食い込むのが目標。「動作がもたついてしまう部分を大会までに修正し、メダル獲得を目指して頑張りたい」と意気込む。

 小学5年女子形で3位だった鈴木は「いつも通りの形ができなかった」と振り返る。初めての全国大会に向けては「まずは緊張せず、自分の力を発揮し、一つでも多く勝ち上がれるよう取り組んでいきたい」と全道大会の悔しさを全てぶつける覚悟だ。

 また、中学まで同館に所属していた元門下生、小向雅翔(日体大3年)も大学の推薦を受けて全国大会の一般男子形へ出場する。苫小牧へ帰省中は稽古に参加して汗を流す。高校時代は苫小牧東の空手同好会で目指していたインターハイが感染症の流行によって中止になった経験もあり、競技を楽しむ喜びも感じている。身長160センチと小柄ながら大きな形が特徴。「社会人にも良い選手がたくさんいるので、一つ一つ勝ち上がっていければ」と静かに闘志を燃やしている。

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