ホームタンク油漏れ急増 昨年度上回る通報件数 苫小牧

ホームタンク油漏れ急増 昨年度上回る通報件数 苫小牧
ホームタンクからの油漏れを防ぐポイントを紹介する市のホームページ

 一般住宅などのホームタンクからの灯油漏れに関する苫小牧市への通報件数が今年度に入り、急増している。17日時点で18件を数え、すでに前年度の年間16件を超えている。ホームタンクの老朽化が主因で油漏れにより水道管が汚染され、飲み水として利用できなくなるケースも発生。市は公式ホームページ(HP)にタンク点検のポイントを掲載するなどし、注意を呼び掛けている。

 市によると、通報などで油漏れが発覚すると消防隊が現場で処理に当たるほか、市の関係部署が水道水や環境影響への調査を行う。

 市上下水道部によると、今年度の通報18件のうち、油漏れで水道水が「飲み水として利用できない」と判定された事例は4件あり、既に昨年度の年間2件の2倍。土の中を走る水道用ポリエチレン管に浸透した臭気を、蛇口から出した水に感じてしまうケースが目立ち、担当者は「水道水に臭気があると水質基準をクリアできず、飲むことができなくなる」と説明する。

 油漏れで汚染された土は入れ替え、水道管も交換が必要となるが費用は原因者の全額自己負担。数十万円から数百万円を請求されることもあるという。

 原因の大半は老朽化だが、タンク下部に位置する透明なカップ・ストレーナー(ろ過器)の劣化した部分から漏れ出すことが多いと指摘。草刈りや除雪、くい打ち、落雪などに伴う配管破損の可能性もある。

 放置された空き家敷地内のホームタンクから油漏れしていたケースもあった。

 市はHPで「漏油事故にご注意ください」と注意喚起。発生状況や原因などに加え、ホームタンクのイラスト付きで点検ポイントを細かく紹介している。担当者は「日頃から小まめに灯油タンクや配管を点検し、事故を未然に防いでほしい」と訴える。

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