苫小牧市勇払地区の開拓に従事し、苫小牧発展の礎を築いた先人たちの冥福を祈る開拓先駆者慰霊祭が20日、勇払開拓史跡公園(勇払)で行われた。地域住民を中心に約40人が参列し、哀悼の意をささげた。
亡くなった八王子千人同心や勇払会所役人らを供養しようと、勇払自治会(萬誠会長)と勇払商工振興会(佐藤章一会長)が共催して、毎年8月20日に行っている。
浄生寺(勇払)の杉林良樹住職(72)が読経する中、参列者たちは焼香し、手を合わせた。萬会長(75)が「開拓先駆者の皆さまの偉業が現代に引き継がれ、いまの発展に実を結んだ」と感謝し「遺志を引き継ぎ、未来にまい進していく」と誓った。
来賓のあいさつで岩倉博文市長は「苫小牧の街の起点である入植やその苦労は、永遠に次の世代へ伝えていかなければならないと改めて感じた」と述べた。
八王子千人同心は、1800(寛政12)年に蝦夷地の開拓と防衛のため武蔵国多摩郡八王子(現東京都八王子市)から勇払に移住。過酷な自然環境や不毛原野での開拓に死者や病人が続出し、入植4年目で離れた。
















