夢をかなえた 「いけまぜ夏フェス」 石澤(いしざわ)ともみ

夢をかなえた 「いけまぜ夏フェス」
石澤(いしざわ)ともみ

 3年ほど前、ある企業からイベントについて相談され、幾つか企画を提案したことがあります。その中に子どもたちにたくさんの経験をさせるものと、障害を持っている方が車椅子でも普通にワークショップを楽しめるものがありました。

 前者は翌年、子どもたちに美容の体験をさせる「美とまkids」として苫小牧市内で開催されました。後者は「そういうイベントはもう実在するよ」と教えられました。それが「いけまぜ」というイベントで、いつか関わりたいと思っていたところ、今年、運営委員として参加するチャンスを頂きました。私がいつも自分の夢や目標を話していたので、覚えていた知人が関係者につないでくれたのです!

 「いけまぜ」の規模は、私の想像をはるかに超えるものでした。自分がつくるイベントとの違いに驚きを感じながら、当日はポイントラリーという催しに「癒やしブース」を開設することでも参加させていただきました。ハンドリンパケア、ヘッドスパ、ネイル体験を行い、車椅子の方も立ち寄ってくれました。痛くないですか?の問いにまばたきで答えてくれて、それをお母さまが教えてくれる。こわばっていた関節が少しずつ伸びてきて「初めての体験です!とても喜んでます!ありがとう」というお母さまの言葉をうれしく感じました。できたことは少ないけれど、とても大きなものを得ました。

 いけまぜスタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした。そして、癒やしブースなどで一緒に活動してくれた友人たちには、感謝の気持ちでいっぱいです。

(イベントプロデューサー・苫小牧)

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