地域の歴史継承へ 勇払 浄生寺で4年ぶり盆踊り

地域の歴史継承へ 勇払 浄生寺で4年ぶり盆踊り
盆踊りを楽しむ地域の人たち

 苫小牧市勇払の浄土真宗本願寺派浄生寺は19日、4年ぶりの盆踊りを境内で行った。ふるさとの思い出づくりに―と檀家や世話人有志らの協力で2019年に始まったが、コロナ禍で3年間中止していた。今年から、町内で毎年8月20日に開催される開拓先駆者慰霊祭の前日に行うことも決め、地域に残る八王子千人同心の歴史の継承も担っていく。

 会場の中央にやぐらを組んでちょうちんをつるし、周りにはフランクフルトや焼きそばなどのテントやキッチンカーも並んだ。

 冒頭、勇払千人隊芸能保存会の「御会所太鼓」と勇払中学校の「勇中太鼓」が力強い和太鼓演奏を披露。続いて「北海盆唄」のリズムに合わせて太鼓が響き、地域の子どもたちや参加者が輪になって踊りを繰り広げた。勇払の佐々木哲代さん(77)は「地域の行事が少なくなる中、若い人たちが頑張って再開してくれてうれしい」と喜んだ。

 浄生寺には、千人同心頭の河西祐助の妻として勇払に入植し、過酷な環境の中で短い生涯を閉じた梅を悼み、地元の仏師が彫った「お梅観音」が祭られている。杉林良樹住職(72)は「子どもたちに勇払の歴史を感じてもらえるように、長く続けたい」と力を込めた。

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