ミニバス全道規模の大会で健闘 「HOOP JAM」

ミニバス全道規模の大会で健闘
「HOOP JAM」
全道大会に出場し奮闘したHOOP JAMのメンバー

 今年4月に設立した苫小牧市の男子ミニバスケットボールチーム「HOOP JAM」がこのほど、全道大会の「サマーフェスティバルin北見大会」に出場。3試合をこなし1勝2敗と苦戦するも「全道レベルを経験し精神面の成長を感じた。負けん気を持って最後まで戦い抜いた」と吉田十志文ヘッドコーチは選手らをたたえた。

 大会では岩見沢に52―51で勝利。芽室には33―40、昨年王者の白石には26―55で敗れ、日ごろの練習の成果をぶつけたが全道レベルの壁は高かった。

 中心は橋瑛都主将(拓進小6年)はじめ、帰山治大(同)、古川悠真(同)、田中麗雅(同)、池本陸隼(同)、深川嶺(同)の6人だ。

 橋はボール運びでチャンスを広げる司令塔。走り込みを続けてきて体力に自信のある明るいチーム―と胸を張り「全道のレベルを知った。冬までにシュートの決定率を上げて積極的な攻めを武器とするチームに仕上げていきたい」と話した。

 ロングシュートを得意とする帰山はチームの得点に欠かせない。全道は「なかなか思うように打たせてくれなかった」と話した。

 ゴール下のプレーで失点を防ぐのは155センチの古川と152センチの田中。チーム内でも長身の2人は守備の面で活躍する傍ら、攻撃でも得点に絡むなど攻守でチームをけん引。古川は「他地区の選手はもっと身長が大きく、戦いにくかった」。田中は「上手な選手が多く、普段のプレーができなかった」と語った。

 池本は「頭を使って反則をもらうプレーの大切さを改めて学んだ」と笑顔。深川は「相手を引き付けてかわすことは少し通用すると感じた」と自信を得た。

 チームは今年3月に地域のバスケットボール同好会が解散したことを受けて、その基盤を引き継いで4月から活動している。メンバーは18人。週4回の練習に加えて、各自が自宅などで努力を重ねている。吉田HCは「足を使った守備で相手のやりたいことを封じることができればいい。DFの強化を図って、今回の経験値からチームの力を伸ばしていきたい」と話した。

 拓進小学校を会場に練習を行う同チーム。未経験者をはじめ、見学や体験を募っている。詳しくは公式ホームページ「HOOP JAM 苫小牧」から。

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